ルーマニア製の軍用狙撃銃で有名なPSL(FPK)専用スコープであるLPS TIP-2の初期ルーマニア本国軍専用仕様です。
(TIP-2はルーマニア語でTYPE-2を意味します)
このモデルは先代のLPS TIP-1から切り替わった直後の比較的初期製造のLPS TIP-2であるため、銘板にはLPSを示す文字は一切無く、製造番号やルーマニア軍での識別番号しか打刻されていない非常に貴重なルーマニア本国軍専用仕様の筐体です。
ルーマニア軍に納品されていた筐体であるにも拘らず筐体外装、対物・接眼レンズ、ラバー製保護キャップ、ラバー製アイピース共に非常に良い状態が保たれています。
PSLライフルの民生バージョンが多数輸出されている北米では東西冷戦終結以降に製造されたLPS TIP-2スコープがライフル本体とセットで輸出されていますが、こちらは銘板にLPS TIP-2を示す文字と製造番号、製造会社であるIOR社の会社ロゴが打刻されています。
そのためルーマニア本国軍専用仕様として製造されたこのスコープは海外のコレクター市場でも非常に貴重なものとなっており、日本国内でもお目に掛かることはとても稀です。
照準レティクルに霞み、ぼやけ、ゴミ映り等はありませんが、夜間戦闘狙撃照準用に塗布されていた発光塗料は半減期を過ぎているようで発光はしません。
日本国内で取り付け可能なエアソフトガンの種類はサイドスコープマウントレールを必ず装備しているAK及びRPK系エアガン各種、SVD各種、VSS・AS-val各種、PKP汎用機関銃、クリムゾンゲイボルグなどです。
特にSVDよりもトップカバーが高い位置にあるAK系ライフルはレティクル発光用の電球がトップカバーに干渉してしまう関係でPSO-1系スコープを無加工で装着することは叶いませんが、レティクル発光用電球が最初から存在しないこのLPSスコープは無加工で装着することが出来ます、
※自衛隊を含む西側諸国の各種長物エアソフトガンには装着できません。
現在、PSL狙撃銃はエアソフトガンとしてどのエアガンメーカーからもモデル化されていませんが、無可動実銃のPSL、ハンドメイドで作り上げたイラク製タブク狙撃銃に装着しても充分映えます。