稀覯米LONDON巨匠ニキタ・マガロフの隠れた名演、リスト：ロ短調ソナタの落札結果 中古
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稀覯米LONDON巨匠ニキタ・マガロフの隠れた名演、リスト：ロ短調ソナタの商品説明
LISZT: SONATA IN B MINOR
NIKITA MAGALOFF, Piano
LONDON LPS 392
Rec. 1951
巨匠ニキタ・マガロフが逝ってまもなく《ショパン》誌(1993/3)に追悼記事が掲載され、その見出しには『ピアノを歌わせることのできる「最後の巨匠」』とあったがピアニストの山本尚志氏が誌しておられるとおり「作曲家よ音楽を信頼して、音楽を自ずから歌わせるような趣があった」。
ニキタ・マガロフといえば最初のショパン全集録音という歴史的偉業を成し遂げたことで名高いが、リストの作品についても両協奏曲（CH)、パガニーニ大練習曲（PH)を録れており、磨き抜かれた完璧な技巧による優雅な抒情性を湛えたリスト演奏の素晴らしさは比類無い。リスト作品はリサイタルでも頻繁に弾いており、後者の第三曲「ラ・カンパネラ」をアンコールで弾いた文字通り完璧なライヴ録音が残されている。ヨアヒム・カイザーが名著《現代の名ピアニスト；白水社;1971》で「彼のリスト演奏には唖然とするし、彼の華麗技巧、あやまたぬ適確さ、さらにはその趣味といったものはあらゆる論議を超えている」と誌している。
ここに聴くリストのロ短調ソナタをマガロフは25分40秒で弾き上げているが、この作品の録音の殆どが28~30分で演奏されており、他に25分台というのはアルゲリッチ、ハワード・シェリー他数少ない。そのなかでマガロフの演奏で際立つのは彼が途方もなく迅速なパッセージにおいても『歌わせている』のであって、マガロフ自身の言によれば『叩くのではなく、ピアノのなかから音を掬い上げ』ているのである。尚、マガロフによるリストのロ短調ソナタの演奏には、1952年2月27日のドイツフランクフルトでのライヴ録音(ARKADIA)が遺されている。
当ＬＰの盤面は美麗で、念のため試聴するも稀に小さなティック音が聴かれるほかは瑕等によるクリック音は全く聴かれない。
ジャケットは経年の汚れや傷み、一部シーム割れに加えラベルの剥がし跡、演奏時間の書き込みなどが見られるが破損、滅失箇所はない。
オークション情報 中古
| 落札価格 | 1,000円 |
| 入札件数 | 1件（ |
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
| 発送方法 | おてがる配送宅急便 |
| 発送地域 | 島根県 |
| 終了日時 | 2024年4月23日 21時22分 |
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