1年ほど前にヤフオクで入手したものです。メイドインロシアと記載があります。赤外線の照射ではなくわずかな光を増幅するタイプで、いかにも古く何世代の増幅装置が使用されているか不明です。CMOSカメラで明るくしているものではなく、まさにリアルタイムの映像を見るものです。本体上部の電源スイッチをいれると接眼部が緑色に光り始め、使用することができます。対物キャップ中央に1mm程度の穴が空いており、この状態で撮影したのが写真9、夜間にキャップを外して撮影したのが写真10です(撮影はスマホのカメラを接眼部に押し付けた、いわゆるコリメート法です)。倍率が4倍とあまり高くないため7倍50ミリの視界7.3度双眼鏡より広視界ですが、良好な像は中心付近20%程度で周辺に行くほどボケボケになります。暗闇で光源を照射することなく見えてしまうので、悪用厳禁です。野生動物の観察、天体観望(きれいには見えません)、サバゲーなどにいかがでしょうか。さすがのロシア製で、古いですが頑丈で通常の使用方法では問題ありませんでした。単3乾電池二本で駆動するのも経済的です。三脚取り付け用の穴などはありません。対物レンズにはホコリ等の付着がありますがカビはないように見えます。左右の光量も均等です。目幅調整も程よい抵抗感で動きます。写真9、10には写っていませんが、接眼部から覗いた状態では独特のチラつきのほか、細かいゴミのようなものが多数見えます。これらは取り除けないのでそのままです。対物キャップは本体への取り付け用ゴム部分の補修跡やひび割れがあり、強く引っ張ると千切れそうなので注意が必要です。なおゴムはちぎれてもキャップそのものは内側のバネ機構?ではめることができます。明るいところでキャップをせずにスイッチを入れると内部の増感部が壊れるおそれがあります。左右の並行度はごく僅かにずれていますが、覗いてすぐ慣れる程度のものです。商品は写真にあるもののみで、写真と本文説明をよく見て年季の入った中古品であることをご理解いただき、ノークレームノーリターンでお願いします。