無線機のパワーアップ 『リニアアンプ』 実測約600W動作品
1 出品について
この度、出品したところ、ヤフオクのガイドラインに不適切の指摘がありましたので、説明文を検討して再出品いたしましたので、よろしくお願いいたします。
リニアアンプ「NASA JUMBO」です。6年前にコレクションで入手した中古品に手を加えて、見て自己満足する機器の一つとして棚に飾って眺めていたものです。今回経済的な理由により出品いたします。外観周辺に手を加えていますが、本体のリニア回路はそのままです。 2月上旬から時々動作確認をしています。
2 主な変更(画像参照)
①ケース
◆上下の金属ケースをクリーン・ワックスで表面処理 ◆下側ケースのゴム足4個を新品に交換
②背面
◆パネルに防水対応ポリエステルフィルムの明るい木目調のシートの貼り付け◆無線機、アンテナコネクターを新品交換◆アース端子を蝶ネジに交換
③前面
◆パネルに防水対応ポリエステルフィルムの濃い木目調のシートの貼り付け◆電源トグルスイッチを先端に赤色LED内臓品に交換◆メーター照明をLEDに交換(受信時緑LED4個、送信時赤色LED3個+点滅橙色LED2個(点灯スイッチあり)◆MAX30Vデジタル電圧+MAX50Aデジタル電流計の組込(シャント取付)
④内部部品
◆冷却ファン1個故障のため交換
3 リニアのパワー実測 (画像参照)
スイッチング12V電源を2台直列に接続して24V電源として電力を供給。
(リニアの送受信切換リレーは24Vのため、12V電源では動作しません。)
CB親機を所有していないのでハム機IC-7300でテスト。
リニアのINPUTはLレンジ、OUTPUTはHレンジ、親機ハムバンド周波数28.30MHz、AM3.8W無変調入力、電源入力電圧24.4V、入力電流39.6Aの入力電力954Wでコンパクトながら約600Wの出力!です。
参考まで28MHz以下の他バンドも同様に600Wを目標に設定して測定、同様に動作します。50MHzは不可です。 画像のパワー計の電力切換スイッチが15Wを選択しているように見えますが、光の反射によるもので、1.5KWレンジで測定しています。
4 リニアの使用について
このリニアを通信に使用したことはなく、MFJ製1.5KWダミーロードによる測定のみです。
過大入力やアンテナのミスマッチはリニアを一瞬に破壊します。仕様書がないのでわかりませんが、親機からの入力は数Wが無難かと思います。過電流によるリニアの破壊防止をデジタル電流計で管理できます。内蔵ヒューズは40Aですのでこれを超えないように親機の出力とリニア側INPUT、OUTPUTを調整します。送信時、入力電力の発熱により電流が増えていきます。1回の送信はなるべく短めの運用がデバイスを守ることになると思います。特に最大パワーでの連続使用は、熱暴走によりデバイス損傷に至る恐れがあります。また、回路にフィルタがないので不要な電波が発射され、電波障害が懸念されるので、コモンモードやローパスフィルタが必要かと思います。
5 主な定格
取説がないので目視によるものです。
①機種名:「NASA JUMBO」(デバイスとパネル形状よりHLA-1600と推測)
②主なトランジスタ:ドライバーMRF422 ファイナル東芝2SC2510×4個
③主な使用周波数帯:27~29MHz(他バンドでも動作確認、画像参照)
④電源電圧:DC24V仕様(12V不可)
⑤ケース実測寸法(突起物含まず):縦約11㎝,横約26㎝,奥行約36㎝
⑥重量 約8.8㎏
6 付属品(画像参照)
①DC電源ケーブル 長さ約1.6m
*画像のパワー測定の無線機、パワー計、ダミーロード、ケーブルは含まれません。
7 入札と修理について
画像はリニア現物の色彩を正確に再現されていませんので、ご了承ください。また、パネルは周囲の物が反射して汚れや傷のように見えます。
クレームなしで、外観は「きれいなリニア」に共感された方の入札を希望します。 即決及び早期終了はありません。
送料は無料です。海外発送は不可です。
また、故障の時は当方にリニアの診断と修理のノウハウはないので、落札者様自身で修理されるか専門家を捜して対応ください。