ヤマハのブックシェルフ型スピーカー「NS-1000MM」です。
前面ネットは付属しません。
以下の改修を施しています。
・ 3WAYネットワーク搭載
・ 配線の引換え
・ バスレフの新設
・ キャビネットの補強
・ 吸音材の新設
・ ネジの交換
このスピーカーは一見3ウェイですが、内部のパッシブネットワークは2ウェイ構成で鳴らしています。
これを撤廃し、専用設計のPCBに3ウェイのネットワークを新規構築したスピーカーとなります。(写真9枚目右下)
コンデンサは、HFに東信工業製とSuntan製、MFにパナソニック製PETフィルムとエルナー製音響向け電解コンデンサを搭載。
LFにもエルナー製電解を採用しています。
HF回路のコイルは空芯コイル。抵抗器はすべて無誘導性としています。
上記に伴い、配線をすべて引き換えています。
背面にバスレフポートを新設しています。
オール樹脂製ダクト。共振周波数は91Hz付近です。
栓が付属しますので、従来のように密閉型としても運用できます。(写真9枚目左下)
キャビネット内部に、桟としてボルトを流して補強しています。
キャビネット内に、吸音材としてチップフォームとエステルウールを新設しています。
前面の六角穴キャップボルトは、新しいものに交換しています。
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キャビネット外観は、片方の側面下部にPVCシートの劣化があります。(写真6枚目)
それ以外には目立つ傷は無く、綺麗な部類です。
前面ネットは付属しません。
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内部のネットワーク回路を各々セパレートし、「真・3ウェイ」としました。
音はオリジナルの高音寄りからフラットに近づける調整をしています。
ツイーターの性能由来である耳に不快な特定周波数のピークをパッシブフィルターで抑えることで、高音がややマイルドになっています。
反対に、ウーファーとミッドレンジで中音域を少し持ち上げています。
ブライトな高音は雰囲気を残して聴きやすく、中音に存在感を持たせてバランスをとったチューンです。
不足する低音域をリアバスレフで補完できるようにしています。
背面2連ポート仕様。下方向のレンジ感を欲張らず、低めの中音との繋がりの自然さを意識しています。
オリジナルである中高音がソリッドな密閉型と、音に厚みが増すバスレフ型。お好みの音質でお楽しみください。
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主な定格
・ 寸法:W150 x H275 x D180 mm
・ インピーダンス:6Ω