帝室技芸員 初代 宮川香山作 眞葛焼 所載品同手 推定万博出品作 網手海鮮文盛絵飾り花器の落札結果

中古

　
眞葛焼の蒐集家として名高き『田邊哲人』氏の図録の中にも
同手の意匠が掲載されております今作とは
極めて稀少な『海鮮尽くし』が描き尽くされた

一見するだけでも何かしら博覧会への出品作で在ろう
と言う事が容易に窺い知れます
博物館級の推定万博出品作と成っております。

ちなみに今作には在銘は御座いませんが
１００％の眞作で在る事を保証させて頂きますし
御存知では無い方々の為に追記しておきますが
無銘の眞葛焼は皆様の想像以上に数多く存在しております。

(時代)
明治時代

(寸法)
最大高さ(33.8cm)
最大横幅(18.5cm)
　重量　(2696g)

近頃では当店の文章や画像をそのままコピーした
悪質な『模造店』がヤフオク上でも散見されますが
当店との関係は一切御座いません。

　
宮川香山が得意とした驚異的なる『盛絵』によって
手の込んだ『網手』と『海鮮』意匠が描き尽くされた
博物館級の別格品と成っております。

　
蘭鉢をも髣髴とさせる精妙なる形状を御覧に成れば
今作の別格なる生まれの違いは
極めて容易に御解り頂ける事かと想われます。

　
流石は宮川香山と言わざるを得ない出来栄えは
視る者全てを完璧に魅了する
最高峰の傑作品と成っております。

　
高浮彫によって口辺に配置された『雨龍』も又
今作の魅力をより更に高めております。

　
(状態)
百年以上の経年を迎えた『古美術品』ですから
制作時に由来する口辺の筋や汚れ等は御座いますが
それ以外には特筆すべき傷みの無い
無疵完品レベルと成っております。

ちなみに今作とはフランスにて
ランプにリメイクされておりましたが故に
底に穴が開いておりましたので
当店にて修復させて頂いております。

　
所載品と同手の海鮮意匠が描き尽くされた
極めて貴重な作例と成っております。