ヘルマン・ヴィルヘルム・ゲーリング(Hermann Wilhelm Goring)は第一次大戦でエースパイロットとして活躍し、敵機22機を撃墜しています。「リヒトーホーフェン・サーカス」で知られる第一戦闘機戦隊に所属し、リヒトーホーフェン男爵の戦死後は中尉であったヘルマン・ゲーリングが指揮を代わっています。1933年のナチス党政権ではプロイセン州首相、航空相、ドイツ空軍総司令官などを兼務し、ヒトラー総統に次ぐ国家元帥を務めるなど政治家としては栄達の道を極めました。しかし第二次大戦ではドイツ空軍の劣勢が目立つようになると存在感を落とし、敗戦後のニュルンベルク裁判では死刑執行前に服毒自殺をしています。写真のマークはゲーリング専用の国家元帥旗です。
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